みのりの眼が新しいサロンコンサートシリーズをプロデュースします。題して「平井千絵 フランス近代音楽シリーズ」。 第1回目となる今回のプログラムはドビュッシーの前奏曲集からの抜粋とドビュッシーとの縁も深いセヴラックの作品を組み合わせたもの。馬車道ピアノサロンという洒落た空間で彼らの音楽が演奏された親密な雰囲気も含めて作りあげたいと思っています。 平井千絵さんはフォルテピアノ奏者としてモーツァルトを中 […]
遅くなりましたが、先日開催しました「to the south」のコンサートについてレポートします。しかしその前にみのりが彼女たちにコンサートをお願いしたそもそもの理由について先にお話しようと思います。 みのりが「to the south」と出会ったのは一昨年の春でした。鍵盤担当の南方さんとはもう20年近く前からの知り合いだったのですが、彼女が2枚目のソロアルバムを出した記念のライヴを聞きに行ったと […]
アルベール・ラモリス監督が撮った映画で最もポピュラーなものは「赤い風船」でしょう。 少年と彼になついた風船との友情を描いた心温まるファンタジーは、使われたセリフがわずかにもかかわらずはるかに雄弁にその豊かな世界を語っていて、美しいさまざまな色彩とともに見た人すべてをうっとりさせるものでした。いわさきちひろさんもこの作品をもとに一冊の美しい絵本を作っています。 風船のように空を飛ぶということがその後 […]
次回のピアノの発表会が来年2月の初めにきまりました。みのりはいろいろ迷った挙句、バッハのシンフォニア11番とラヴェルの「ボロディン風に」、そしてレイナルド・アーンのピアノ曲集『当惑したナイチンゲール』から「長椅子の夢見る人」を弾くことにしました。このうちレイナルド・アーンはここ数年やっとその魅力に気が付いた作曲家で、小品ではありますがいよいよ挑戦してみようと思っています。レイナルド・アーンについて […]
「舞妓はレディ」は題名からして名作映画「マイ・フェア・レディ」を思い起こさせるものでありますし、実際ミュージカルというスタイルや物語の設定などもそれを下敷きにしたことは明らかです。また、京都の舞妓を主な題材として扱っている点からすると、今をときめく宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演の「舞妓Haaaan!!!」も容易に思い出され、それぞれの比較でこの作品を語ることもできるかもしれません。しかしみのりは「 […]
6回目を迎える「みのりの眼コンサート」。今回登場いただくのは女性二人ユニット「to the south」です。表情豊かなまこりんのうたや鳴り物と繊細かつ大胆な南方さんのキーボードプレイが織りなす音楽の魔法、ぜひ聞きにきてください! 日時:平成27年12月6日(日) 午後1時30分開場 午後2時開演 料金:3,000円(小学生以下2,000円)全席自由(定員25名) 場所:馬車道大津ギャラリー 問合 […]
リチャード・ストルツマンというクラリネット奏者をみのりに教えてくれたのは、もう随分前に亡くなっしまったみのりと歳の離れたお友達の佐々木節夫さんでした。節夫さんはもともとレコード会社でディレクターをしていた方ですが、みのりが知り合った時には既に退社して音楽評論家として、当時はまだ珍しかったピリオド楽器演奏家を主に応援していました。フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ジョス・ファン・インマゼー […]
ベル&セバスチャンを初めて知ったのは、当時ロンドンに住んでいたみのりの友達が一時帰国して会ったときでした。「今とっても夢中でグラスゴーまでライブ見に行ったほど!」と興奮して話してくれて、彼女はみのりにとってとても信頼できる友達でしたのでさっそく1stアルバムを買って聴いてみました。 しかし正直ピンとこなかったことをよく覚えています。なんだか不安定な演奏だし歌声も線が細くて、彼女はこれのどこを良いと […]
京都市学校歴史博物館で開催されている「日本画開拓の時代ー明治を生きた京の画家ー」展を見てきました。 みのりは以前から幕末明治期の歴史の激動期に生まれた日本画に特に興味を持っていましたので、この展覧会はとてもうれしいものでした。しかし幕末明治期で特に江戸時代からの流れの延長で生まれた文化についてこの国での扱いは未だ不当に低いものであると言わざるを得ず、一般にはほとんど無名である画家たちの作品ばかりを […]
少し前になりますが、山種美術館で開催されている「松園と華麗なる女性画家たち」展の美術ブロガー対象の内覧会に行ってきました。今年は松園の生誕140年にあたり、これにちなんで、松園を中心に近代・現代日本画壇における女性画家たちの作品を集めたものでした。 (なお以下に掲載している画像は全て関係者の了解済です。また、記事に触れている作品で画像を掲載していないものについては、こちらを参照してください。) 展 […]
足立美術館の春季特別展に行ってきました。 足立美術館の展示は四半期ごとに展示替えがあり、大観室、大展示室、小展示室と大きく3つに分かれます。そのうち今回は大観室は足立美術館の代名詞でもある横山大観の作品を陳列し、大展示室では「京都画壇の両雄 竹内栖鳳と橋本関雪」の特集展示、小展示室では「絵の中をさまようー日本画の登場人物になってー」と題した展示が行われていました。 みのりの今回の大きな目的は最近や […]
5月10日に行われた「みのりの眼コンサート vol.5 古川麦 with 田中佑司」についてレポートします。 (なお、以下に掲載している画像はリハーサルで撮影されたものを使用しています。) 今や飛ぶ鳥を落とす勢いの麦さんと様々なセッションでその存在感をアピールしている佑司さんに対する人気はさすがというべきで、予約は早々に完売し急遽会場のキャパぎりぎりまで席を開放したもののそれもすぐに売り切れてしま […]